デジタルネイティブの時代
デジタルネイティブという言葉に興味をもって買ってみたものの、積読になってたのを読んだのでレビュー。
結論からいうと、本書で述べられているデジタルネイティブは、自分の想像してたものとは全く異なりかなり期待はずれでした。筆者は76世代の経営コンサルタントの方で、本書の想定している主な読者層(ノンネイティブ)は 50〜60代あたりの経営者層を対象にしているという印象です。
内容をざっと要約すると、前半部で、バイトに遅刻するという連絡を顔文字入りの携帯メールで上司に報告する女子大生の話から始まり、しょこたんブログの紹介など、これらがデジタルネイティブのコミュニケーション方法であると説明し、平成生まれのデジタルネイティブが社会に出てくる頃には、既存のビジネススタイルがガラガラと崩れると強調します。
次章からは、ノンネイティブ層に向け、今までの文化の変遷を例に、どのようにして携帯文化、インフラなどが発達してきたかの説明、そしていかにしてネットをビジネスに組み込むかという話が続きます。最後に、デジタルネイティブな世の中でビジネスで成功する秘訣は、実は今までと同じビジネスの本質的な仕組みを知っていること、、、といった結論で終わります。すみません、私には筆者が本書で何を伝えたかったのかいまいち理解できませんでした(汗
しかし、こういうネタを活字でやるのって難しいですね。2009年5月初版の本ですが、1年足らずで現状は大きく変わっていると感じます。個人的に最近感じるのはリアルタイム化の波ですね、、、ブログからツイッター、Youtubeやニコ動から、ユーストやジャスティン、ニコ生と主役がかわりつつあるように思います。自分は元々テレビみませんが、今後ますますテレビを見なくなる予感。。。
- 作者: 木下晃伸
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2009/05
- メディア: 単行本
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