テキパキ度の考察
土曜日で暇なので思うままに駄文を書いてみます。
テキパキしてない人、愛想も要領も悪い人はどこへ行ったの? - シロクマの屑籠
shirokuma さんの話をざっくり要約すると、最近の若い勤め人のコはとてもテキパキしていて素晴らしい、20年前ぐらい昔は皆もっと不器用だった。精神科に来院する患者さんをみても、今も昔も不器用な人の割合が減っているように感じないのに(※上のブログを書いている方は、精神科医さん)今の社会の表層に現れるのは、テキパキした質の高い労働者のみ。それ以外の人が社会から切り捨てられているようで恐ろしい、という感じです。
私には、今の世の中が shirokuma さんのいうような弱者切り捨ての社会であるか否かはわかりませんが、今の若い子って優秀だな~とは思います。では、なぜ、昔の若年層より今の若年層の方がテキパキしてるように見えるのだろう?ということを考察してみました。
テキパキ度分布図
さて、人間のテキパキ度が数値で定量的に表せると仮定して、その場合の人数の分布図を上に書いてみました。縦軸が人数の割合で、横軸がテキパキ度です。右に行くほどテキパキ度が高いという感じです。昔でいうところの偏差値のグラフみたいなもんだとおもってください。
上の図の縦線は社会へ出るための壁を表しています。1990年は壁がテキパキ度低めでもオーケーだったのに、2014年では、テキパキ度高めよりになっているということです。グラフ赤色の部分が、社会に出れるテキパキャー(←テキパキしてる人)の割合です。
失業率の推移
でも、本当に世の中こうなってるんでしょうか?これが本当なら大変なことに!!安倍ちゃん何やってんの!?と思い、慌てて失業率の推移を調べてみました↓
うーん・・・リーマン危機後に職にありつけた若手が優秀である、のは間違いないでしょうが、最近の失業率は、1990年頃とくらべてさほどかわらない。
経年変化仮説
そこで、こんな仮説をたてました。(注:あくまで自分の場合です)
若い自分はテキパキしていたため周囲の人間が不器用に見え、年をとって自分がテキパキできなくなると、周りがテキパキしているように見えるという仮説です。個人的にはこれを支持してます。グラフ赤色の部分が自分よりテキパキャーな人の割合です。
まとめ
なぜ昔の若年層より今の若年層の方がテキパキしているように見えるのか??という問題の結論として、社会の変化のせいなのか、自分の経年変化のせいなのか、答えは永遠に出ないと思いますが、こういう考えもありますよということでひとつ。
ご成長ありがとうございました。