アミバ様 (前編)
先日の日記で、ヨン様は何故「様」なのかという話はとりあえず結論が出ました。しかし、それと同時に新たな疑問が出てきました。
それは「アミバ様」です。
これはハート様などに置き換えてもらってかまいません。むろんヒューマンガス様でもジャギ様でもオッケーです。アミバ様を知らない人はあまりいないと思いますが、北斗の拳という漫画の登場人物です。覚えていない人は、このあたりを読むとちょうど出てきます。
さて、アミバ様の「様」ですが、ヨン様の「様」とは明らかに違うように感じます。ヨン様には違和感を感じる自分ですが、アミバ様には全く感じません。前回の話でキャラクターの記号化云々という話をしましたが、自分の中で、アミバ様に対してどういうメカニズムが働いているのかを検証してみようと思います。
まず、アミバ様のキャラクター像をあげます。
- 周囲の人間に恐れられている
- 悪人面
- 残酷・冷酷
- 卑怯・臆病
- 足掻いた上に格好悪く死ぬ
といった所でしょうか。
作中でアミバ様が「様」である所以は、アミバ様と呼ばないと何をされるかわからない恐怖感からです。漫画中の登場人物はアミバ様を尊敬なんてしていません。しかし、自分が「アミバ様」と口にするときの感情を探ってみると、ほのかな尊敬の念すら感じられます。
「あんた頭おかしいよ」と言われそうですが、抑えてください。つづきます