Λάδι Βιώσας

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日本語の曖昧さ

ずいぶん昔の話ですが「なんか〜みたいな」という言葉が流行ったことがありました。この表現は、例えば「あたし、きょうはぁ、なんかちょっと寝不足?みたいな」のように使われていたと記憶しています。

こういわれると大半の人は「寝不足なのか、寝不足じゃないのかはっきりしろ!自分のことだろ!」と、突っ込みたくなる衝動にかられます。そういう衝動にかられるのはぼくだけじゃないはずです、たぶん。

つまり、当人しか知りえない情報を曖昧に表現されると、それを聞かされる第三者は、非常にモドカシクて苛々する状況に陥る、というわけです。

さて、、、話変わって、世の中には「ITなんちゃら」とか「マルチメディア」とか「ユビキタス的な〜」とか「Web2.0」とかの言葉があり、これらの言葉は非常に広範囲の領域を指しており便利ですが、反面、指し示す範囲が広すぎて状況によってはとてもわかりづらく曖昧です。特定事象を指し示すポインタには使えません。

しかし、例えば

Aさん「わたしは東京都板橋区の出身ですが、あなたはどこの出身ですか?」
Bさん「えーっと、わたしはフランス的みたいなところの出身です。」
Aさん「あー、あの佐賀県のとなりのフランスみたいなところですね、なるほど!っておめーは何処出身なんだよ!!」(←のりつっこみ)

というのは誰が聞いてもギャグにしかなりませんけど、

Aさん「わたしはペケペケ会社の生産管理部で働いているのですが、あなたの職業はなんですか?」
Bさん「IT関連の会社で、Web2.0系の開発をマネージメントしたりしてます。」
Aさん「・・・?」

ってマジメに言う人はとても多い。。。ボケなのか判別不能でつっこみづらいです。Bさんの言ってる意味がわからないのは、ぼくがバカなんじゃなくて、Web2.0がバカなんだーー、つうかWeb2.0って言ってみたかっただけなん(中略)小一時間問い(以下略)

はぁはぁ、取り乱してしまいました。わたくし、曲がりなりにも技術者を名乗るのであれば、曖昧な表現は極力さけるべき、という信念があるわけですが、こういう人たちって、技術者として、または彼らをマネージメントする立場として、きちんとした仕事が出来ているのでしょうか。他人事ながら心配になります。

しっかし、世の中には曖昧な表現が溢れてるなあ、ぼくも注意しようっと、と思った土曜の昼下がりでした。